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- 風俗嬢をしていて良かった?、悪かった?かを書きました! - 5月 29, 2018
風俗のお仕事と一言に言ってもたくさんの業種、ジャンル、年齢層があります。
風俗に全く詳しくない人や馴染みのない人は【風俗=本番、セックス】と一括りに考える人が多いですが、蓋を開けると全くそんな事はありません。
かと言って楽に稼げる訳でもなく、何にでも言えることですがやってみないとわからない事だらけなのも事実です。
なので私が経験した約5年の風俗生活についてお話したいと思います。
私が風俗のお仕事を始めたのは18歳の時でした。
中卒で地方から福岡県へ出てきて、キラキラ光る風俗店の看板に見とれたことが最初のきっかけでした。
今思えばそんな事がキッカケで、とは思いますがお金が欲しかったのも事実。そして若さゆえに怖いものが無かったのも事実です。
風俗店の看板が気になったからと言ってもそのままお店のドアを叩いて面接してもらうわけにも行かず(笑)、とりあえず私は携帯で風俗求人サイトを探しそこから風俗のお仕事へと足を踏み入れました。
私が最初に働いたのは店舗型ヘルスでした。
今思えばナイスな判断だったなと思います。店舗型ヘルスは近くにお店のスタッフさんがいるので何かあればすぐにプレイルームに飛んできてくれます。
後で知ることになるのですが、デリバリーヘルスやホテルヘルスはお客さんと2人でホテルや個室にてプレイを行うのでもちろんその分危険度は跳ね上がります。
店舗型ヘルスではプレイルームとなるお部屋で個室待機をするお店と、複数の女の子が集まって待機をする団体待機のお店があります。
私が働き始めたそのヘルスは個室、団体待機と両方がありましたから気分や体調によって待機室をよく変えたものです。
団体待機だともちろん他の女の子もいる為、気を使います。優しい女の子、完全スルーな女の子、独り言をブツブツつぶやく女の子。
今思えばそんな環境にいた自分を「すごい社会経験をした!」とある意味褒めてやりたくもなりますが、当時は人見知りと業界への不安で待機室でも端っこで目立たないように過ごしてました。
仕事はやっぱりつらかったです。でも何がつらい?と聞かれても明確にこれだと思える答えは無くて、正直メンタルが弱い人はこのお仕事は続きません。
続かない方が幸せなのかも知れませんが、何か事情があってこのお仕事に足を踏み入れた人にとったら続かないと意味がありません。
働いては辞め、働いては辞めではいくら女の子を大切にもてはやしてもらえる風俗業界でもお払い箱になってしまいます。
ヘルスのお仕事は一般的に口や手や陰部を使ってお客さんを射精に導くことです。本番行為は絶対禁止です。
細かいルールはお店によって異なりますが(性器への指入れ禁止、アナル舐めは禁止…等等)、簡潔に言うとそんな感じです。
よく風俗求人サイト等に【舐めない!脱がない!触られない!】等ありますが、それはまた違った業種【オナクラ】であってヘルスでは脱ぎます舐めます触られます。
そして先程も言いましたがメンタルが弱い人は続きません。
そう言う私もメンタルはとても弱かったです。正直病みました。自分から足を踏み入れた風俗業界にも関わらず。
それでも約5年続けられたのは悲しいかな【慣れ】でした。慣れるんですよ、良くも悪くもこのお仕事に。
慣れてしまえばお給料は原則日払い、店舗型ヘルスの為万が一お客さんに本番強要されてもスタッフさんが助けてもくれます。
先程も書きましたが団体待機のお店だと嫌でも他の女の子と関わる訳ですが、私は結果的に風俗をやめた今でも何人かの女の子とプライベートで交流を持っています。
同じ環境にいたからこそ、同じ偏見の目で見られていたからこそ分かり合える部分もありました。
きっとその女の子達とは例えお昼の仕事で出会っていたとしても友達になれたと思います。出会いって不思議ですね。
今もし風俗のお仕事をしようかなと悩んでいる女の子がいて、この記事を見てくれている人がいたら私が言いたい事は。
大変です。とっても。でもその大変さはきっと種類が違うだけで何のお仕事にもついて回ってくる大変さです。
お客さんはいい人も悪い人もいます。優しくしてくれる人、いたわってくれる人、恋人の様に接してくれる人。ロボットの様に扱う人、本番を断ればクレームをつけてくる人、人格までもを否定してくる人。
それでもこの長い風俗生活の中で綺麗事ではなくお客さんの言葉に救われた事もありました。今でも思い出して微笑める思い出をくれたお客さんもいます。
結果論ですが私は風俗のお仕事をしてよかったかなと思っています。たくさんもらったお給料も湯水の如く使ってしまいましたが(笑)、そしてこれから出会う人達には「私は元風俗嬢です。」なんて胸を張って言えるわけでもありませんが。
それでもこの経験があったからこそ今の私に役立っている事もあります。これはもう経験してみないとわかってもらえない感覚かもしれません。
風俗のお仕事をこれからされる方、未経験で足を踏み入れる方、応援しています。嫌になればやめれば終わりです。
今はもうお昼の仕事に戻って風俗をやめて長い時間を過ごした私でも、やっぱりあの時の思い出はキラキラしています。